サロベツ湿原センター

お知らせ

北海道新聞『北極星』記事より

北海道新聞には北海道北部エリアの各地域の人が書いたコラム『北極星』が毎週掲載されています。当センターのスタッフ(嶋崎)も2010年から担当しており、年6~8回程度、執筆しております。その第49話目が昨日の朝刊(道北版)に掲載されましたので、ご紹介させていただきます。

 

なお、著作権の関係などから、一度に掲載できるのは1記事のみとなっております。バックナンバーをお読みになりたい方は、北海道新聞旭川支社の公式サイトから他の方も含めてお調べいただくことができますので、下記にアクセスしてご覧ください。


~北海道新聞旭川支社 北極星コーナー~

http://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/hokkyokusei/index.html

 

<水面に月を映す春のサロベツ川>

 

北海道新聞 平成29年4月20日付 朝刊19面(道北版)より転載

 < 春の音色 >  嶋崎暁啓 (豊富・NPO職員)

 

自然が奏でる音は無限にある。中でも春は、永遠に続くかのように思われた冬の静寂があっという間に打ち破られ、日増しにさまざまな音が聞こえはじめる。それまで雪や氷に「閉じ込められていた音」が、一気に解放されたかのようだ。

 

早春のサロベツ。雪解け水がポタリ、ポタリと落ち、流れが集まって川となる。今にもあふれ出しそうな川の近くでは、牧草地に雪どけ水がたまって小さな沼ができ、数千から数万羽のカモやガンが羽を休めている。

 

湿原の木道を歩くと、青空からヒバリの声が聞こえてきた。目を凝らすと、太陽に向かって真っすぐに上昇し、懸命に声を張り上げる姿があった。                                                        

 

水辺からはエゾアカガエルの大合唱だ。近づくと気配を察したのか、急に静かになった。水面にはいくつか波紋が残るのみで、素早く身を隠したようだ。

 

でも、じっと待っていると、1匹、また1匹と鳴きだして、すぐに元通りの大合唱が始まる。人々が寝静まる夜も合唱は続き、まるで森全体が脈動してこちらに迫ってくるような感覚だ。

 

長く厳しい冬を乗り越えた生き物たちと共に迎える喜びの瞬間。南から渡って来たハクチョウの編隊が「クォークォー」と高い声で鳴き交わしながら飛んでいく。自然の音色に包まれる北国の春。本当に素晴らしい季節だ。

 

 

 

サロベツライブカメラ

 

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         休館日なし


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